公園のベンチに座って、悠真くんは鞄からノートを取り出す。
『夏休み予定ある?』
そして紙にそう書いた。
夏休み……?
とりわけ忙しいわけではない。むしろ暇。
宿題は最初あたりに終わらせちゃうし、後はずっと本を読んだりしてるだけ。
たまに家族でおばあちゃんの家に行ったりもするけど、最近ではそういう機会は無くなっていた。
『暇だよ どうかしたの?』
『実はさ、花火大会一緒にどうかなって』
え……花火大会?
予想外の言葉がやってきて、一瞬何のことか分からなかった。
あ……そういえば、そろそろ夏休みだ。
だから夏休みの予定とか聞いてきたんだ。
それにしても、どうして私を誘ったの?
悠真くんならたくさん友達いるから、そっちと行った方が楽しめると思うけどな……。
そう思い、『友達はいいの?』と書いた。



