「じゃあ早速、お願いしてみようかな」
お、おねがい……!
悠真くんのお願い事って何だろう……。
嬉しくなって、キラキラした目で答えを待っていると「歩きながらでもいい?」と歩く手話をしながら促された。
まだ門の前に立ったままだったので、それは歩いた方がいいと思った私は快く頷いた。
「あの、お願い事って何?」
早く本題に入りたくて、単刀直入に聞いた私。
悠真くんは口元に片手をそっと添えて、また絵になるような笑顔を浮かべる。
し、心臓に悪い……っ!
「そんな大したことじゃない……どうなんだろ」
「……ごめん、今何て言ったの?」
「あ、横からだと見にくかった?
公園で話そうか」
確かに横向きで話してたから分からなかったけど……今私の方を見ながら話してくれてるから何とか通じるけど。
やっぱり集中力が切れてきて、あんまり読話で話したくないかも……。



