この時、彼はどんな想いだったんだろう。
彼は私の言葉をどう感じたんだろう。
彼の心の裏なんか読めるはずもなく、私は知る由もなかった。
「ごめん、俺優しくないからびっくりしちゃった」
「え! 悠真くんは優しいよ! 私が保証するよ!」
今度は口を動かして言ってくれた悠真くん。
あの表情はとてもびっくりしたようには見えなかったけど、私は見逃すフリをした。
「ありがとう、嬉しい」
悠真くんは自分を過小評価しすぎだ。
悠真くんはとっても魅力的で、本当に私と関わってもいいのかって思っちゃうよ。
悠真くんは私の勢いに少し笑みをこぼして、照れくさそうに微笑んだ。



