それから3日後のことだった。
宮原くんは相変わらず女の子と仲よさそうに話しながらも、私に「友達になって」と口うるさい。
私もその度に適当にあしらっている。
今日も学校に着いたら、宮原くんは色んな人に囲まれていた。
……本当、なんで正反対の私と友達になりたいんだろう。
彼と私は絶対に交わらない関係だと思う。
「……?」
席に着いて、宮原くんの様子を見ているとどうやら顔がすごく赤くなっている。
周りは笑ってるし、からかわれてるのかな……。
流石になんて言ってるかまでは分からなかった。
それに、昨日まで本なんか見てなかったのに、今日は本を持ってる。
何の本を読んでるんだろう。
って宮原くんのことなんかどうでもいいでしょ。



