日和がいなくなってしばらくして、どうしても心配になった俺は『元気?』とただ一言だけ送った。
他にも話したいことはたくさんあったけど、衝動でキスをしてしまった手前、何て送ればいいのか分からなかったのだ。
『悠真くん、ちゃんと笑ったね』
あの時、日和が久しぶりに俺の名前を呼んでくれて、満面の笑みを浮かべた。
その嬉しさの反面、陰で守り続けたことも知ってほしい……そんなエゴを抱えて、ずっと抑えてた感情が溢れ出してしまった。
……日和には悪いことしちゃったな。
だけど、日和のファーストキスは俺が奪いたかった。
後悔はしてない。
しかし土砂降りの中だったから、翌日風邪を引いて、それっきり日和に会うことは許されなかった。
「……はあ」
通知が来るたびに、日和なんじゃないかって期待してしまう。
……返事が来ないのはもう分かってる。
俺が散々傷つけてしまったから。
もう送ってから1年以上も過ぎてるから。
だけど、毎回期待してしまう自分がいて、凹んでの繰り返しだ。



