あなたの陽だまりになりたい



『私は天津日和です。
よろしくおねがいします!』



私たちは、近くのファミレスに入ることにした。


大輔さんは同い年だそうだ。



「3名様ですか?」


「はい」



大輔さんの場合は、突発性の難聴で補聴器での生活だそうだ。


私と杏奈よりも大輔さんの方がスムーズに会話を進められる。


良かった、注文の時が不安だったから大輔さんがいてくれて。



『ふたりっていつから付き合ってるの?』



席に案内されて、座るなり私はふたりに尋ねる。



『1年前だよね』


「うん。そうだね」



長く続いてるんだな、とても幸せそうだ。