あなたの陽だまりになりたい



『ありがとう!!』


『どういたしまして! って何回目?』



パスケースを受け取った後、駅の改札前で何度もお礼をする杏奈ちゃん。



『あの、何かお礼したいんですけど、一緒に食事とかどうですか?』


『そこまでしなくても大丈夫だよ!』


『でも……』



杏奈ちゃんはしゅんとして、何か言葉を探してる。


この子、本当に可愛い……!


女子の私でさえドキドキしてくる……。



『学校以外の人とこうやって話せるの嬉しくて、日和さんともっと話したいんだ』



杏奈ちゃんは『一緒に食事したいのは、そっちの方が強いかもしれない』とおどけて笑った。


私も杏奈ちゃんと色々話したいな……。



そう思った私は食事の約束をしたのだった。



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