今日は大切な感情に気づけた日。


どこまでも未練たらしい自分に嫌だなと思った日。



初めてだった。


どんなに辛い目にあっても、ひとりだった時も、そういう風に思わなかったのに。



学校に、行きたくない……っ。



今の顔を悠真くんに見せたくない。


悠真くんが好きって叫んでる顔。


絶対に笑われちゃう。



みんなから離れたい、学校に行きたくない。



どんなに後ろ指立てられても、悠真くんがいれば耐えられたのに……。


どんなに悪口を言われても、プライドの高さで耐えられたのに……。



私の全てをぼろぼろにされたような


感情の書いた紙をぐしゃぐしゃにして、そこからビリビリに引き裂かれたように



今までのあり方を否定されたような────



私はどうすればいいのか分からなくて、道の真ん中で泣くことしかできなかった。




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