『今日の帰り、ケーキ食べない?』
「うん! ケーキ食べたい!」
5月。
悠真くんに出会ってから一年が過ぎたある日のことだった。
あかりちゃんとは変わらずに仲良くやれてる気がする。
小学校からの関わり、ということもあって、あかりちゃんといる時は息抜きというか、心が安らぐことのできる時間だった。
あかりちゃんに誘われた私は、放課後ケーキ屋さんに訪れた。
「どうしよう、何味にしようかな?」
あかりちゃんはケーキを見て、興奮しているようだ。
私は無難にショートケーキにしようかな。
「すみません」
私は店員さんに声をかけて、ショートケーキを注文した。



