俺はいつまで経っても卑怯者だ。
日和に嫌われたくない。
仲間は中学からの付き合いで、そいつらは根はいい奴なんだ。裏切れない。これからも仲良くいきたい。
……どうすればいい、俺はどうすれば……。
『本当は悠真くんとずっと友達でいたい。友達をやめたくない。嘘をついちゃってごめんなさい。悠真くんと同じ気持ちです。
私も悠真くんが好きです!』
だけど、こんな俺でも日和は好きだと言ってくれた。
こんな夢みたいなことが起きてもいいんだろうか。
日和と最低限しか関わらないって決めたのに。
もうこれだけでその決心が揺らいでしまった。
今回は守れなかった。
だったら、次から日和から襲いかかる全ての物から守りたい。
「……愛してる。
絶対にこいつだけは守り抜くから」
日和の耳が聞こえないのを使って、俺は抱きしめながら、そう誓ったのだ。
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