女の子同士でしか話せないこともあるだろうから、俺は一足お先にということで、彼女から離れることにした。
鞄を持って廊下を歩くと、あるポスターに目が入る。
「花火大会……」
そういえば、今日クラスメイトに誘われたっけ。
今年は……日和と行きたいなと思って断ったけど。
誘いを基本断らない俺をみんな知ってたから、クラス中がびっくりしてたっけ。
肝心の日和はもちろん何も反応してなかったけど、彼女はそういう人じゃないのは分かってた。
……日和、一緒に花火行ってくれるかな。
それで……喜んでくれたらいいな。
そう思い、早速校門で待ち伏せする。
「……え、悠真くん?」
案の定、日和はびっくりしたみたいだ。
やっぱり顔にすぐ出るんだ、と思いながら俺は微笑まずにはいられなかった。



