……きっと好奇心旺盛なんだ。 話したら彼も離れてくれるだろう。 今もこうしてグイグイ近寄る彼が苦手だし、できれば避けたい人だ。 ……話すしかない。 話して、口外しないよう釘を刺して、関わらないようにするのがお互いのためにいいに決まってる。 「話すから、上履きを履き替えに戻ってもいい?」 下駄箱から履き替えをせずに逃げてきたから、変な気分だ。 彼も頷いたことだし、歩きながら話そう。 「私は……」 覚悟を決めて、自分のことについて語り始めた。