悠真くんの表情……こわばってる。


この人たちと関わりたくない、ということなんだろうか。


早く切り上げないと、悠真くんが可哀想だ。



「お前、悠真と付き合ってからどんくらい？」


「えっと……３ヶ月くらいですけど」


「は、３ヶ月？」



知り合いたちは目を見開く。


何をそんなに驚くことなのかな……。



「悠真、まだこいつのこと振ってないの？」



私はその言葉に耳を疑った。


え、振るって別れるってことだよね……？


悠真くん、私のこと嫌いとか思ってるの……？



悠真くんの顔が怖くて見たくない。


悠真くんがどんな反応か分からない。



だけど、顔を蒼白にする私にお構いなしに、こう続けたのだ。



「賭けは２ヶ月なんだから、さっさと振っちまえよ。前みたいに」



「……え…」