あなたの陽だまりになりたい



友達を作ったとしても、どこか壁を感じたりして最終的にはひとりになってしまうから。


友達がいなくても、腫れもののように扱うんじゃなくて"他人"として扱ってくれた方が何倍もマシだった。



だけど、いじめられたくない。


いじめられた原因は耳が聞こえないことだったから、もうこうなった以上、秘密が広がらないようにしないと。



「お願い、秘密にして! 誰にも言わないで!」



私がそう訴えたら彼は首を縦に何度も頷いてくれた。


本当に秘密にしてもらえるかわからないけど、とりあえず安心してため息を吐いた。



すると、私の肩にとんとんと指を当てた彼。



「耳が不自由だけど、話せてるよね?
本当に聞こえないの?」



だから聞こえないって……!


何度も間違えたじゃない、あなたとちゃんと会話ができなかった。