「……はい!」



悠真くんが私を好きと言った。


こんな私を、好きと言ってくれた。



上手く言葉で表せないけど、


悠真くんが好き。


大好き。



こんなにも幸せ者でいいのかな。


いっそ、夢でもいい。



涙で目が滲んだけど、涙を流さないように、こらえるように満面の笑みを浮かべた。


今まで生きてきた中で、いやきっとこれからもだろうな。



今が一番幸せな時間だった。



高校1年のこの日は、忘れない日。


私は時間いっぱい、彼の腕の中にいた────




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