「私は平穏に過ごしたいだけなの」
頑張れ、私ならひとりでも生きていけるから。
今までもそうだったでしょ?
だから、私情なんか捨ててちまえ。
……悠真くんとずっと友達でいたい。
それは私の心の中で秘めておけばいいから、悠真くんには絶対に伝えちゃダメ。
「だから、今回みたいに噂されたり、秘密がバレたりとかそんな生活は望んでないの」
「……っ」
悠真くん、ごめんね。
本当は望んでないよ。
耳が聞こえないことがバレても、悠真くんがいてくれたら私はそれでいいの。
傷つけちゃってごめんね。
だから、私のことを忘れて笑ってね。
……なのにどうしてかな。



