だけど、授業だから教室へ戻った途端に周りの目がいつもより痛いことで、笑うのを忘れてしまったかのように、表情が消えてしまった。
声は聞こえないけど、なんて言われてるか想像できる。
『地味な女が悠真と関わってるんじゃないよ』
きっとそういう類に違いない。
それに加え、耳が聞こえないことまでバレてしまった。
今のところ何も起きてないけど、絶対にそのことでバカにしたり、見下したり、壁が生じてしまうのは目に見えていた。
席に座るとすぐに頭に何かが当たった。
それは床に落ちていって、私はそれをおそるおそる手に取る。
『悠真に関わんな。耳が聞こえないとかどんな嘘だよ』
「……っ」
やっぱり私は悠真くんと関わっちゃいけない存在なんだろうか。
……いや、考えなくても分かる。



