学校に着いて、私はまたもや何か違和感を感じる。


周りを見渡してみると、やけに視線がこちらの方へ向いている気がする。



「……?」



そして、私を見て何かを話し出す女子たち。



……中学の時みたいな光景だ。


みんな耳の聞こえない私を変な目で見て、笑っていたっけ。


空気が中学の時と似ている。



……もしかして、何か起きた?



耳が聞こえないから、何を言っているかまでは分からない。


もしかしたら誤解なのかもしれない。



気にしないことにして、教室へ向かうことにした。