あなたの陽だまりになりたい



これ以上いたら絶対にバレる。


ここはバレる前に立ち去ろう。



「あはは、そうなんだよねー! 変でしょ?
私、用事あるから帰るね。じゃあね」


「ちょっとまって、送るよ」


「ここから徒歩3分なので必要ありません」



……嘘だけど。


本当はさらに駅まで行って15分くらい乗って行かないと帰れないけど。



これ以上話して墓穴掘りたくない。


これ以上あなたと関わりたくない。



「へえ、俺────歩いてすぐなの」



間の言葉は分からないけど、宮原くんはこの近くに住んでるのだろうか。


もう少し口を動かしてほしいのが心境だけど、それを言ったら秘密を言っているのも同然。


言えるわけない。