私も救急車に乗った。

お願い!助かって!お願い!




今は、緊急手術室の前。

あれから、4時間が経っている。

すると、遠くの方から三人の足音が聞こえた。

だんだん近づく足音。

それは、私の前で止まった、

私は、俯いて居た顔を上げた。

そこには昨日写真で見せて貰ったみっちゃんのお母さん、お父さん、お兄さんが立っていた。

お母さん「美咲…は?」

私は小さな声で言った。

『まだです………』

すると、お母さんは泣き崩れてしまった。

そんなお母さんを抱き止めて居るお父さんも真っ青だった。

お兄さんは、静かに涙を流して居た。

『ごめんなさい!ごめんなさい!私のせいでみっちゃんは!!!』