「ふたりとも立ってないで、このソファに座りなよ。気持ちいいよ」
私が沈黙を破って言葉をぶつけたことで、千尋は慌てて私の隣に素早く座った。
少し遅れて、雨宮くんも向かい側のソファにゆっくり腰をおろす。
そのタイミングで千尋がハイテンションで私に話しかけてきた。
「この部屋、すっごく可愛いね! まるでお姫様が暮らしてる部屋みたい!」
「そうかな?」
「うん、さすが梨沙。いい部屋に住んでるじゃん。ねっ、雨宮くん」
家に着くまでの表情とは全然違う。
ここに来るまでは表情が暗かったのに。
部屋を褒め、私のことを褒めたかと思ったら今度は雨宮くんに話を振った。
千尋に話を振られると思ってなかった雨宮くんはびくっと体を震わせたあと、目をパチパチとしばたたかせながら口を開ける。
「えっ、あ、あぁ……」
だけど、ただびっくりしているわけではなさそう。
よく見ると肩のあたりが小刻みに震えていて、顔が耳まで真っ赤だ。
緊張しているせいだろうか。
私が沈黙を破って言葉をぶつけたことで、千尋は慌てて私の隣に素早く座った。
少し遅れて、雨宮くんも向かい側のソファにゆっくり腰をおろす。
そのタイミングで千尋がハイテンションで私に話しかけてきた。
「この部屋、すっごく可愛いね! まるでお姫様が暮らしてる部屋みたい!」
「そうかな?」
「うん、さすが梨沙。いい部屋に住んでるじゃん。ねっ、雨宮くん」
家に着くまでの表情とは全然違う。
ここに来るまでは表情が暗かったのに。
部屋を褒め、私のことを褒めたかと思ったら今度は雨宮くんに話を振った。
千尋に話を振られると思ってなかった雨宮くんはびくっと体を震わせたあと、目をパチパチとしばたたかせながら口を開ける。
「えっ、あ、あぁ……」
だけど、ただびっくりしているわけではなさそう。
よく見ると肩のあたりが小刻みに震えていて、顔が耳まで真っ赤だ。
緊張しているせいだろうか。



