「ねぇ……」
「なに? どうしたの、梨沙」
「今、絵って言った? しかも不気味の?」
なぜなら私は、“不気味な絵”を部屋の壁に飾っているから。
顔を近づけたことに気づいてないのか、薄い反応の千尋に若干驚きつつ問いかける。
問いかけをしたと同時に、千尋が目を見開いた。
『えっ、私が話してる絵を知ってるの?』
表情からそんな気持ちがこもっている気がした。
だけど、私はごまかさない。
ごまかしても、余計に千尋の混乱を招くだけ。
「言ったけど……。なに、もしかして梨沙、その絵のこと知ってるの⁉︎」
私の表情を見て次第に慌てはじめる千尋。
どうやら問いかけたあとの千尋の気持ちは間違っていなかったようだ。
驚きを隠しきれない千尋を軽くスルーして、そっと目をそらす。
部屋の壁に飾ってあるっていうことを聞いたら、千尋はなんて言うのかな。
拳をギュッと握りしめる。
問いかけたからには、ちゃんと言わないとダメだよね。
「なに? どうしたの、梨沙」
「今、絵って言った? しかも不気味の?」
なぜなら私は、“不気味な絵”を部屋の壁に飾っているから。
顔を近づけたことに気づいてないのか、薄い反応の千尋に若干驚きつつ問いかける。
問いかけをしたと同時に、千尋が目を見開いた。
『えっ、私が話してる絵を知ってるの?』
表情からそんな気持ちがこもっている気がした。
だけど、私はごまかさない。
ごまかしても、余計に千尋の混乱を招くだけ。
「言ったけど……。なに、もしかして梨沙、その絵のこと知ってるの⁉︎」
私の表情を見て次第に慌てはじめる千尋。
どうやら問いかけたあとの千尋の気持ちは間違っていなかったようだ。
驚きを隠しきれない千尋を軽くスルーして、そっと目をそらす。
部屋の壁に飾ってあるっていうことを聞いたら、千尋はなんて言うのかな。
拳をギュッと握りしめる。
問いかけたからには、ちゃんと言わないとダメだよね。



