ほっと胸を撫でおろす私だったが、なぜか雨宮くんが不満そうな顔をしていることに気づいた。
「あれ? どうしたの、雨宮くん」
「……なんで天馬のことは名前で呼ぶのに、俺のことは名前で呼ばねぇんだよ」
頬杖をつき、視線をそらす雨宮くん。
えっ。天馬くんの“天馬”って、下の名前……⁉︎
全然気づかなかった……。
驚く私に、聖奈はおかしそうに笑った。
「あはは。梨沙、もしかして“天馬”って、名字だと思ってた?」
図星だった。
「だ、だって、教えてくれなかったんだもん!」
慌てて聖奈に言葉を返す私。
「あれ? どうしたの、雨宮くん」
「……なんで天馬のことは名前で呼ぶのに、俺のことは名前で呼ばねぇんだよ」
頬杖をつき、視線をそらす雨宮くん。
えっ。天馬くんの“天馬”って、下の名前……⁉︎
全然気づかなかった……。
驚く私に、聖奈はおかしそうに笑った。
「あはは。梨沙、もしかして“天馬”って、名字だと思ってた?」
図星だった。
「だ、だって、教えてくれなかったんだもん!」
慌てて聖奈に言葉を返す私。



