頭の中で走馬灯に似た記憶がよみがえってくる。
小学生のときから同じクラスで、出席番号が近かったことから直美と仲よくなった。
性格は違うけど、なにをするにもずっと一緒だった。
中学に入って私がバレー部に入っても、直美との仲はいいままだった。
直美が誰かをいじめることはあったけど、私たちの友情に亀裂は起きなかった。
ところが、高校に入ってヒロエと紀子と仲よくなってから直美は私に冷たくなった。
グループのメンバーとして迎えられたものの、私のグループ内の地位は4人の中で一番低かった。
いくら態度が冷たくなった親友でも、ピンチのときは駆けつけてくれるのかと思ったが、違った。
高校入学と同時に、なぜ私と直美の関係が冷めてしまったんだろう。
心の底から親友だと思っていなかったとはいえ、長年親友だったのは事実だ。
思い出を頭の奥から引っ張ったと同時に涙をこぼす私に、直美は心の底から気持ち悪いとでもいうように眉をひそめた。
「知らないよ。とりあえず明日から梨沙をいじめのターゲットにするから、覚悟しておきな」
そう吐きだした直後、私の腕に肩を強くぶつけ、直美はスタスタと屋上を出ていった。
目からこぼれる涙は止まらなかった。
小学生のときから同じクラスで、出席番号が近かったことから直美と仲よくなった。
性格は違うけど、なにをするにもずっと一緒だった。
中学に入って私がバレー部に入っても、直美との仲はいいままだった。
直美が誰かをいじめることはあったけど、私たちの友情に亀裂は起きなかった。
ところが、高校に入ってヒロエと紀子と仲よくなってから直美は私に冷たくなった。
グループのメンバーとして迎えられたものの、私のグループ内の地位は4人の中で一番低かった。
いくら態度が冷たくなった親友でも、ピンチのときは駆けつけてくれるのかと思ったが、違った。
高校入学と同時に、なぜ私と直美の関係が冷めてしまったんだろう。
心の底から親友だと思っていなかったとはいえ、長年親友だったのは事実だ。
思い出を頭の奥から引っ張ったと同時に涙をこぼす私に、直美は心の底から気持ち悪いとでもいうように眉をひそめた。
「知らないよ。とりあえず明日から梨沙をいじめのターゲットにするから、覚悟しておきな」
そう吐きだした直後、私の腕に肩を強くぶつけ、直美はスタスタと屋上を出ていった。
目からこぼれる涙は止まらなかった。