「…わっ」

急に抱きしめられた。

「フフフ…鈴音の正直で嘘がつけない所も好きだよ(笑)

そりゃ、俺だって独占欲はあるから…というか、かなり強いって自覚してるし。

他のやつとキスなんかさせたくねぇよ。


でも、鈴音は何一つ悪くねぇじゃん。
ポジティブに考えた時にはキスだけでよかったって考えられるし、なにより鈴音がそれ以上に怖い思いしなかったことが大切。

ありえないけど…もし、鈴音を手放したら後悔するのは目に見えてるから。

鈴音を信じなかったことで鈴音を失うなんて…
そんなバカなことで鈴音を失うのなんて…1回で十分だから。

責めるとしても、鈴音を守れなかった俺。

これからは絶対に鈴音を守って見せるし、一番大事なのは…

俺の隣に鈴音がいるって事実だから。」