確かに森谷くんの顔は整っていると思う。

女性社員にも人気があって、一緒にいると私が睨まれることも多くある。

仕事だって徐々に覚え始めてると言っても、覚えが早く実力があるとは思う。

しかし、私にとっては連夜以外には考えられない。

高校生の時からずっと…ずっと好きだったのだ。

彼はたくさんの愛や幸せをくれる。

私を無条件に信じてくれるし、気にかけてくれる。

仕事だって出来るし、プライベートと仕事はきっちり分けていて、仕事では私も平等に接してくれる。

プライベートで会えば、大切に扱ってくれる。

その分、私も彼に多くを返したいと思っている。

…森谷くんのことで迷惑をかけるわけにはいかない。