不安そうに聞いてくる鈴音を見て理解する。

そうゆーことね…。

「鈴音は、俺が女の人紹介されてたら…どう思う?」

ちょっといじめたくなるのは、反応が可愛い鈴音が悪い。

「やだ!…確かにその時に私はいなかったかもしれないけど…。

今は…私のだもん。」

そう言って、離れないと言わんばかりにギュッと抱き着いてくる。

…なんなんだ。

この可愛すぎる生き物は…。

「大丈夫だよ。ずっと断ってたから。」

”え?”
なんて声が聞こえてくる。

…当たり前だろ。

「…ずっと鈴音を探してたって、言ったでしょ?

何?鈴音は信じてくれてなかったの?」

フルフルと鈴音は頭を振った。

「…不安になっちゃっただけなの。ごめんね。

大好き!」

再び付き合いだしてから、さらに素直になっていた鈴音に俺の心臓がもたない。

改めてもう離さないと心に決めた。