私の名前 ~After~




「っ…」

するとずっと静かに私の話を聞いていた連夜が、いきなり立ち上がりベッドから降りたかと思うと、私の右手を取り片膝を着いた。


「…連夜…?」

下から私の瞳をのぞき込む連夜の瞳がキラリと光った。

「…黒羽 鈴音さん。

傷つけてごめん。

悲しませてごめん。

…謝ったら切りがないけど…。

絶対にもう悲しませない、傷つけない。

…泣かせない。

本当の笑顔にして見せる。


今度こそ大切にする…幸せにする。



だからもう一度俺と…付き合ってください。」