「わっ…」 いきなり足が浮いた。 「え?連夜!?」 どこに行くの?? 「ほら、明日早起きなんだから。 今日は早く寝よう。」 そう言った連夜は私を布団に下した。 「俺たちが風呂に入っている間に敷いてくれたみたいだけど…分かってるよな。 ちゃんと大きな布団になってる。」 ダブルサイズのフカフカの布団が敷かれていた。 「寝よう。」 一緒に布団に入ると、腕枕をしてくれる。 「…鈴音、早く寝て。 おやすみ」 連夜の落ち着いた声が私の耳に届いた頃には意識が少しずつ遠のいていた。