新幹線を降りて、改札を抜けた時… 「鈴音‼」 そう名前を呼ばれると同時に強い力で抱きしめられた。 …この香りは……。 「…連夜?」 聞いては見たが間違いなく連夜だ。 ん?なんか様子がおかしい? 「…どうしたの??」 「……。」 しばらくすると無言で私の手を引いて歩き出した。