…本人から聞いたわけではないが、きっと連夜も朔久くんと同じくらい想ってくれていると思う。

しかし、仕事でのことに口を出したくない。


「…だからね、鈴音。

そのことで鈴音が悩んでたり悲しんでたら、連夜くんすごく悲しむと思うな。
…まぁ、自分で気づいた方がいい気もするけど…。

自分の気持ちを整理するために私に相談したのは、本当に連夜くんが大切だからなんだなって伝わってきたよ。

ため込み過ぎないで本当に辛かったり、耐えきれなくなったら連夜くんにちゃんと相談するんだよ?」

コクコクと何回もうなずいた。

自分の頬に何かが垂れるのを感じた。