「それで?
鈴音から温泉旅行に誘ってくるなんて珍しいし、連夜くんが一緒じゃないってことは、連夜くん関係でしょ?
何かあった?」
…さすが紗奈。
何も言わずについてきてもらったのに、私が何を考えているかは分かっている様だ。
温泉に入り、食事が終わりお酒を少し飲み始めた頃に紗奈が話しを振ってきたのだ。
「…うん。
頭では分かってはいるんだけど、自分の中でなかなか整理がつかなくて。
話だけでも聞いて欲しいの。」
紗奈はニコリとして頷くと私の話に耳を傾けてくれた。
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