ふとそれに気づいたのは私が入社して少し経った頃だった。 一生懸命仕事を覚えていた私は、連夜の近くにいる人に気付かなかった。 連夜は社員に指令を出したり、課にとって重大なことを決めたりする会議に出席したりと忙しそうにしている。 その近くにいるのが女性だった。 秘書とまではいかないが、連夜は相談や頼みごとを相談したりしているようだ。 ただ相談しているだけなら何とも思わなかった。 …嫌だとは思うが、仕事だからしょうがない。 しかし、私と目が合った時にあからさまに得意げな顔をしてくるのだ。