私の名前 ~After~



震えていたのが落ち着いたので連夜から離れようとした…が。

「連夜…?」

「…ん…。鈴音…。」

離してくれなかった。

ギュッと抱きしめてくる連夜は、まるでもう離さないとでも言っているかの様だった。

私の名前を呼んで離してくれる気配がない。