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「さぁ、鈴音ちゃん。たくさん食べてね。」


「はい、いただきます」


家族みんなそろっての夕食。


もちろん話の中心は鈴音のことだ。


「鈴音ちゃんは、本当に連夜でいいの?」

…余計なこと聞くなって…。


「はい!
連夜がいいんです。
いつもたくさん支えてもらってるんです。」

「だって!
連夜、よかったわね!」

「あぁ…。」


あ、あれ言っとくか。


「母さん、さっき姉貴が鈴音、泣かせた。」

「げっ」


もちろんそう言ったのは、姉貴。

昼間のこと、姉貴を許したわけじゃない。