「…鈴音に会いたいですか?」 「当たり前だろ。 いつだってどんな時だって会いたい。 でも、今日はやっと仕事が終わったころだと思うから…。 無理させてまで、会いたいとは思わない。」 そんな俺に晴瑠はクスクスと笑った。 「…鈴音はどう思ってるんですかね?」 …どういう意味だ? 「…連夜?」 そんな時に聞こえた愛しい声。 「鈴音…?」 間違えるはずがない。 カフェの入り口から入ってきたのは、いかにも今仕事おが終わりましたという恰好をした鈴音だった。 「鈴音!」 「連夜!」