「あの…」 その声でハッとする。 「あ、晴瑠くん、ごめん。 忘れてたわ。」 謝ることに必死で晴瑠くんの存在を忘れていた。 「あ、そろそろ買いに行かないと!」 鈴音はそう言ったが、今日は何しに来てるんだ? 「今日は、何を買いに来たんだ?」 「母さんのプレゼントを買いに来たんですよ」 晴瑠くんが教えてくれた。