とにかくまた鈴音と話をすることが出来るまで、待つしかない。 こんなに長く感じた金曜日の夜はないかもしれない。 土曜日も落ち着きなく、過ごした。 「…出かけるか。」 家で過ごしていても鈴音のことばかり考えてしまうため、ショッピングに出かけることにした。 特に買いたいものもなく、ぶらぶらと店の中を歩いていた。 「っ…」 そこで、信じられないものを見ることになった。 「…り、ん…?」