私の名前 ~After~




「鈴音のもちょうだい。」

「どうぞ。」

さっきのようになるくらいなら、早くして終わらせよう。

連夜の口まで運んだ。

口の端についたソースを舌でペロリと舐めた。

そのしぐさが無駄に色っぽくて。

「ん、うまい。
…ほんとに鈴音は照れると赤くなるよね。」

…きっとそうなのだろう。

顔が熱くてたまらない。

「…誰にもみせたくないなぁ。
可愛い…。

鈴音がそばにいることに慣れたら、鈴音がいない事なんて考えられないね。」


私の顔がさらに赤くなったことは言うまでもないだろう。