・・・
・・



それから、私の心臓は動きっぱなしだった。

お店についてからもずっと、連夜は甘々でどうしていいか分からず…傍から見たら不思議な動きをしていたと思う。

連夜はというと、嬉しそうに私を見ているからうつむくしかなかった。


注文してからはずっと質問攻め。

連夜曰く、私と会っていなかった間の私のことを知りたいらしい。

「フランスの大学に通ってたんだよね?

どうだったの?大学生活は。」

甘い笑顔で聞いてくるから答えずらい。

「えっと…楽しかったよ。

友達もたくさんできたし…。」

「そうなんだね。
困ることはなかったの?」

「んー…少しあったかな。
なんか男の子から声をかけられることが多くて。

どうすればいいのか分からなかったかな。」

ピキッと音がしたかのように連夜の動きが止まった。

「………ん?」

??

どうしたのかな?

「…男?…まさか付き合ってって言われてたの?」

…話題間違えた。

こんなこと言う気なかったのに。