「今日、俺が言いたいのはそこじゃない」

「何?」

「岡、これを見ろ!」

そう言って指さしたのは宇西の汚いノート。

「お前、俺のノート破っただろ?」

「まぁ、手を拭くものなかったから、少し頂いた。」

「おまぇマジふざけんなよ。肝心なとこ破れたじゃないか。」

「でも、責任もって直したでしょ?」

「ガムテでな!ご丁寧に全ページ貼りやがって!」

「水に耐性ついたからいいんじゃない?」

「そうくるか。」