宇西が不思議そうな顔で私を見る。



「たぶん、さっきのアイツの呪い。」



私は、自分の手の平に黒いあざを集めながら答えた。



「ちょっと実験してみようかな?」


そのまま私は、宇西の方に手の平を向けた。