「あの男の子……何校なんだろう。」





昨日あった出来事が







未だに忘れられない。






あの男の子、私服でいたけど……



まずそもそも高校生?





大学生かも?







色々な疑問を持ちながら




そう思い、学校へ向かった。





_______




「おはよ!」






朝から元気よく、クラスに入り挨拶をする。







「優!!」






「海結……。」







「昨日は、ごめん……。優が好きって知らなくて。」






あぁ。






そうだ、付き合ったんだ2人。









「え?全然いいよ??大丈夫!」







「ほんと?」







「うん!お似合いだよ!!」






全然大丈夫だから、気にしないで。







そういい、席に着く。







泣かない






絶対泣かない。







こんなことで泣いてどうするの。









あぁ、昨日の人に会いたいな。









あって、話……聞いて欲しいなあ。








なんて、もう会えないけどね。






なんてね。






というか、さっきから疑問なんだけど






私の隣の席、ずっと空いたまんまなんだけど。










なになに?!


もしかして転校生来る感じ?








まあ、違うか。





そう思い、机に伏せる。









すると








隣の席に






ドンッ






ものを乗せたような音がする。









ん?






不思議に思い、顔を上げる。











「あ。」




「あ、」








「え?」





そこには、黒髪のイケメンが。









「あ……どうも。はじめまして。」








「ん?はじめましてじゃないけど。」









「へ?」








「昨日泣いてた人だよね?」














「え?」










なんでそれ知ってるんですか?