売られた猫。



その夜、男はほんとに何もせず、ただ添い寝するだけの形になった。


こーゆーお客様、前もいたっけ。


楽だったけど、やることやらないと調子出なかったよなあ。


目を閉じながら、今日のことを考える。


職場を潰されて、変なところに連れてこられて、明日から学校に行く。


なんというか、カオス。


状況が一変してしまった。


隣の、背を向けて寝る男の背中を見つめる。


なんで私なんだ、と。


無理やり連れてこられて、涙ながらに働いてる子も中にはいた。


そーゆー子でいいじゃない。なんで私が。


一生この仕事で食べていこうって考えてる私には、申し訳ないけど必要ない話だ。


でも年齢が年齢だからなぁ。


この年齢だとできてもメイド喫茶になっちゃうもんなぁ。