「本当に?
え、嬉しすぎて俺おかしくなりそう…。


ずっとこうやって想いが通じ合うのを夢みてたんだ…菜穂、ありがとう。


好きになってくれてありがとう」



私の方がお礼を言いたいのに、蓮くんにお礼を言われてしまう。



どこまでも真っ直ぐで、一途に想ってくれる蓮くんを私は好きになった。



蓮くんだから、好きになったんだ。



蓮くんの手がそっと私の頬に触れる。



目を細め、優しく笑う蓮くん。
その笑顔も好きだなって、素直に思う。



そして蓮くんがゆっくり近づいてきて…。



今度は優しく、蓮くんに唇を重ねられ、私も受け入れるようにして蓮くんのシャツを掴み、そっと目を閉じた。