「そんな暗い顔しないで。 暗い顔も可愛いけど笑顔も可愛いし…とりあえず菜穂の全部が可愛いよね、うん」 「……えっ、と…?」 結局蓮くんは何を言いたかったのか、私にはわからなかった。 けど、慰めてくれてたのかな…? 「とにかく今日も元気に行こうね。 好きだよ」 蓮くんは綺麗に笑って私にそう言った。 そして私たちは朝ごはんを食べ、今日もまた危険と隣り合わせの一日が始まった。