「……好き」
「えっ…?」
私の言葉に対し、蓮くんは返事をしないどころか何故か好きと言った。
「蓮くん、約束してくれる…?」
だからもう一度言う。
「もちろん…!
見張るってことは、束縛ってことでいい?
俺を部屋から、なんならベッドから逃がしたくないって考えでいい!?」
な、なんでそんなに嬉しそうなんだろう…。
もしかして、あれかな。
蓮くんって寂しがり屋なのかな。
でも素直に言うのは恥ずかしいから、遠回しに一緒にいてほしいって言いたいのかな…?
それなら今の言葉にも肯定するしかない。
「うん、そうだよ。
だからちゃんと寝てね」
「………っ」
「え…!?どうして泣きそうなの!?」
すると突然目を潤ませ、体も震わせた蓮くん。



