友達と一緒に、海斗くんのクラスの2組に入る。
友達が2組だから、怪しまれない。



海斗くんは、自分の席についてて。


同じ部活だった男の子の顔が一瞬変わったのが気になった。
こっちを見るわけでもなく、海斗くんをちょっとみて焦点をわざと外した感じだった。




私は友達と、普段通りの会話をして友達の席に行って友達の用事を待ってから一緒に教室を出る。


ペンが止まっている手。


友達と話してて、余裕っぽい感じで、気にしてないように振舞ってるけど、本当は気になって。




私の性格が男っぽいから、恋愛はうまくいかない。
だから、昔から恋をした私が嫌いだった。




恋をしている私は、恋してる私に恋をしているのかな？って思ってたけど、確実に私は、恋をしている自分が嫌いだった。



誰かに愛されてる私も、嫌いだった。






そんな中学1年生のとき、体育祭で男女カップルのダンスの相手がアナタだった。