キーンコーンカーンコーン

チャイムと同時に入ってきた先生が話をはじめる。

「文化祭の時期がやってきた。今日は1日で計画を立てて、2日間かけて準備するぞ!
時間がないから急いでやれよ」
担任はそういうと教室を出た。

全て級長に任せるようだ。

先生が教室を出た途端に騒がしくなる。

「えっとー、じゃあ出し物を決めます。何か案はありますか?」だるそうに級長の安田君が進行する。

やる気がないことが目に見えているが、彼は何で級長をやろうと思ったのだろうかと疑問だ。
まぁ、内申点を上げるためだろう。

皆、面倒でやりたくないだろうけど…。

「俺、たこ焼きがいい!」

「劇!」

「お化け屋敷」

等々、色々案は出てきたが結局決まったのは王道のカフェになった。