――戦う?
「仮に宗吾がユウちゃんの味方だったなら。力強い」
燐さんの考えは、わたしには想像もできないもので。いったいどうすればそんな思考になるか理解できない。
「……『迎えに来る』って。言ってました」
宗吾さんは、わたしを、ここにずっと居させるつもりはない。
「きっと、またあの家でわたしがいびられているのを嘲笑うつもりです。わたしをストレスの捌け口にするに決まってます」
「ユウちゃん。ちょっと愁と二人にしてくれる?」
燐さんの言葉に、愁さんと目を見合わせる。
わたしの話をしているのに、どうして?
愁さんも、意図がわからない様子で燐さんに視線を向けた。
「わたしが聞いちゃマズイ話、するんですか」
「んーん。別に秘密にするつもりないよ。ただ、ショックなこと言うから。そんなの聞きたくないかなって」
燐さんの言葉に、拳をギュッと握る。
「聞きます」
「おい、ユウ……」戸惑う愁さん。
「ちゃんと、聞きます」


